CVとレジュメ どちらで書けば良いのでしょうか。

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

前回、英文CVと英文レジュメの違いについての投稿を書きましたが、今回はどちらを書けばいいのかという質問に答えたいと思います。

まず、CVとレジュメの大きな違いをもう一度書きます。

レジュメ
フォーマットがない
短い
内容を自由に書ける

CV
フォーマットがある
長い
経歴をすべて書く

それでは、外資系の仕事に応募する際には、英文CVと英文レジュメのどちらを書けばよいのでしょうか。簡単な答えは応募している会社は通常の場合、応募要領でレジュメかCVのどちらが正しいのかを説明しています。でも、応募要領がない場合、またはあなたが応募する会社をまだ決めていない場合、働きたい国や会社の本社の国や社風で決めます。以下の国のリストを参考して下さい。

CVを使う国

イギリス、アイルランド、スコットランドとニュージーランドはCVを使います。レジュメはほとんど使われません。欧州大陸でも、CVはよく使われていて、特別に決められたCVもあります。このCVの名前はEuropassです。僕は英語圏じゃない国にあまり詳しくありませんが、もっと詳しく知りたい方は、このリンクを参考になさって下さい。
https://europass.cedefop.europa.eu/

CVとレジュメ、どちらも使う国

オーストラリア、インドや、南アフリカでは、レジュメとCVどちらも使えます。多くの場合、政府系の仕事に応募する際はCVを使います。民間セクターの仕事には、レジュメを使います。

主にレジュメを使う国

アメリカやカナダではレジュメが使われています。しかし、研究に関わる仕事は例外で、よくCVが使われています。つまり、自分の研究の経歴を記録しなければならない場合では、CVを使います。例えば、教授、科学者、医師の仕事などです。

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記事を書いたLukeについて

英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。