「alright」と「all right」の意味と使い方、また「alright」と「all right」の違い

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!


「alright」か「all right」かどちらが正しいでしょうか? 「alright」と「all right」の意味は同じでしょうか? 多くのネイティブもこの質問の答えが分かりません。実は、「alight」は正しくない英語です。「all right」というスペルが正しいです。しかし、ネイティブはメールを送っている時に「alright」というスペルを多く使うので、「alright」というスペルはだんだん認められるようになってきています。左側の有名なリキテンスタインの絵でも「alright」というスペルが使われています。漫画はインフォーマルな英語をよく使うからです。

それでは、「all right」はどのように使えばよいのでしょうか? 「alright」は「okay」や「大丈夫」という言葉に近いです。
何かに同意する時に、多くのネイティブが「all right」を使います。
(皆さんが英語の発音練習が出来るように、例文を読み上げて、録音しました。録音したファイルは以下にあります。)

You want to go out tonight?
All right.
今夜遊ばない?
うん、遊ぼう。

また、「大丈夫」という意味にもなります。

Are you all right?
Yeah, I’m all right.
大丈夫?
うん、大丈夫だよ。

「that’s all right」というフレーズには別の意味があります。多くの場合誰かに謝られた時に「that’s all right」というようにネイティブは答えます。

I am so sorry for being late.
That’s all right.
遅くなって、本当にすみません。
大丈夫だよ。

最後に、人について説明する時に「he’s all right」という言い回しがあります。それは「彼はいい人だよ」という意味になります。

He’s all right, isn’t he?
Yeah, he’s all right.
彼はいい人だろう。
うん、いい人だよ。

「all right」という言葉には沢山の意味があるでしょう。

7 件のコメント

  • In the case of a speech to crowd,
    it seems that ‘That’s alrigt.’ can also be used even if no one say ‘I’m sorry.’.
    I think ‘That’s alrigt.’ is similar to a usage of ‘That’s Okay.’
    How about the following situation?
    Speaker:’ Think of the disaster, 2days ago.’
    Crowd:’I’m sorry??’
    Speaker:’I said Think of the disaster. Think of how it crazy. ‘
    Crowd:’Boo!! Boo!!’
    Speaker:’That’s alright.’

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。