「bummer」の意味と使い方、がっかりした時に使う英語のスラング

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

僕は、昔「bummer」というスラングはお尻を意味する「bum」に由来すると思っていましたが、実際「bummer」は「ぶらぶら歩く」を意味する「bummler」というドイツ語に由来します。「bummer」は不運な出来事に対して使う形容詞です。「bummer」は日本語の「参ったな」に結構似ていると思います。たとえば、

Wow, I can’t believe you failed that test. What a bummer!
ええっ、その試験を落ちたの? 参ったな!

通常、「bummer」は人に同情したい時に使います。相手が大変な目に遭って、その出来事に対する自分の挫折感や残念に思っている感情を表すために使います。

I just lost my wallet.
Bummer! I hope you find it.
さっき、財布をなくした。
参ったな。すぐに見つかるといいね。

しかし、大きな問題に対しては、「bummer」を使わないほうがいいです。「bummer」は「参った」と同様に少し軽い言葉で、相手が本当に大変な状態になった場合には、「I’m so sorry.」などの表現のほうが適切だと思います。以下のフレーズは適切な使い方ではありません。

My wife just left me.
Bummer!
妻に逃げられた。
参ったな。

また、自分があることに対してがっかりした時にも、「bummer」と言うことができます。たとえば、つまらないパーティーに行った場合、

That party was a real bummer.
そのパーティーにはがっかりしたね。

嫌なデートをした時には、

That date was a bummer.
そのデートにはがっかりした。

つまり、期待した出来事が思ったほどよくなかった時に「bummer」を使います。

3 件のコメント

  • Hi Luke
    I am interested in business English. I looked for it in internet, but
    I could not find nice one. If you know any web-site on business English study,
    could you give your advise?
    Shota

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。