間違い電話の時、英語でなんと言えばよいのでしょうか

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

電話が鳴り、それが外国人からの間違い電話だった時には、なんと言えばよいのでしょうか。英語では、間違い電話は「mistaken telephone」や「wrong telephone」ではなく、「wrong number」と言います。ですので、誰かが間違い電話をしてきた時に、通常「you have the wrong number」と言います。

Person A: Hello.
Person B: Hello.
Person A: Is Penny there?
Person B: No. I’m sorry. I think you have the wrong number.

間違い電話に関しては、冠詞の使い方が難しいと思います。電話の相手と話している時には、「the wrong number」と言います。話している時の電話を特定しているからです。しかし、電話が終わり、周りの人が、「誰からの電話でした?」と聞いたら、「a wrong number」と答えます。なぜなら、不定冠詞で「ただの間違い電話だったよ」というニュアンスを伝えられるからです。

Who was it?
It was a wrong number.
だれだった?
間違い電話でした。

最後に、自分で間違い電話した場合は、なんと言えばよいのでしょうか。通常、「I have the wrong number.」または「I dialed the wrong number.」と言います。この場合は、「a」ではなく「the」を使いますね。

Person A: Hello.
Person B: Hello.
Person A: Is that Pete?
Person B: No.
Person A: Oh, I’m sorry. I think I dialed the wrong number.
または Sorry, I think I have the wrong number.

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。