臭いの英語 ひどい臭い、カビ臭いなどの状態を上手く説明する方法

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!


今回は悪臭を説明する英語を紹介したいと思いますが、ぜか悪臭に関するユニークな英単語は沢山あります。昔のイギリスには様々な嫌な匂いが漂っていたのでしょうか。それとも外国人の顔がバタ臭いからでしょうか。とにもかくにもこの記事では、友達がニンニク臭い時、夫の服がカビ臭い時、顔をしかめるくらい靴下が臭かった時などに何と言えば良いのかを説明します。
まず、よく使われている形容詞がsmellyです。この形容詞は嫌な臭いを説明します。

Sometimes Shinjuku can be quite smelly.
時々新宿ってなんだか臭いよね。

しかしsmellyのニュアンスはそれほど強くないので、とても臭う時にはstinkやreekという動詞が適切でしょう。

Wow, you really stink! Take a shower.
やべぇ、お前本当にクセぇよ!フロ入ってこいよ。

My friend always reeks of garlic.
僕の友達はいつもニンニク臭い。

僕が大好きなブルーチーズが臭くて嫌いという人は沢山いると思います。チーズの強烈な匂いを説明したい時には、pongとpongyという英単語がぴったりです。pongは名詞で、pongyは形容詞です。

That cheese has quite a pong.
そのチーズの匂い強烈。

イギリスで人気のあるチーズのサイト名はpongcheese.co.ukです。pongは靴下や脚などの悪臭も表せます。

Your shoes are really pongy.
あなたの靴とんでもなく臭うわよ。

whiffyという形容詞はpongyの使い方に似ています。

Wow, you’ve got some whiffy socks.
うぇ、お前の靴下ハンパなく臭いな。

mephiticという難しい単語もあります。これはsmellyと同じ意味ですが、小説だけで見かけます。mephiticは特にガスや空気に対して使います。

A mephitic smog hung over London.
ロンドンの上には不潔なスモッグが漂っていた。

鼻につく悪臭を説明したい時には、「acrid」という単語が良いでしょう。

Acrid smoke wafted from the kitchen.
鼻につく煙が台所から漂ってきた。

putridという形容詞はよく、腐った物の臭いに対して使われます。

The putrid water of the bog was disgusting.
沼の水の悪臭に嫌気がさした。

mustyという形容詞は古い臭いやカビ臭いという意味になります。何年間も洋服をタンスの奥にしまっておいたら、その服はa musty smellになります。

The furniture in our attic always has a musty smell.
屋根裏にある家具はいつもカビ臭い。

悪臭の英単語の概要

smelly 臭い
stink, reek とても臭い
whiffy 悪臭を放つ
pongy 強烈な悪臭を放つ
pong 強烈な臭い
mephitic 不快な臭い
acrid 鼻につく臭い
putrid 腐敗した臭い
musty カビ臭い

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。