「ホームページ」は英語でも「homepage」でしょうか? ー 和製英語の罠

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

日本人が使っている「ホームページ」という言葉には、2つの意味がありますね。ウェブサイト自体を指す意味と、ウェブサイトのトップページです。どちらかというと前者の方が日本人に馴染みがあるような気がします。しかし、英語の「homepage」はウェブサイトの最初のページここのみを指します。「homepage」は単数だからです。「homepage」の「home」は野球のホームベースのホームに似ていますね。ウェブサイト自体を指したい場合、「website」を使います。

ですので、日本人が英語でインターネットについて話す時、以下のような誤解が生じてしまう場合があります。

I think we need to change your company’s homepage.

日本人の解釈:会社のサイトを変えないといけません。
ネイティブの解釈:会社のトップページを変えないといけません。
こんな誤解を生まないように、英語で話す場合は「homepage」と「website」の使い分けに注意して下さいね。

homepage – トップページ
website – ウェブサイト、ホームページ

僕が迷っているところは日本語でホームページは通常ウェブサイト自体という意味になるのに、日本のサイトでホームというボタンをクリックすると、トップページが出てきます。

2 件のコメント

  • 私も最近「ホームページ」という日本語について同じことを考えていました。私は今会社でウェブサイトを新しくする業務を任されているのですが、ウェブサイト作成業者との会話の中で「ホームページ」と「ウェブサイト」どちらの言葉を使うか始めに迷いました。結局、ページ全体を指すのは「ウェブサイト」だと思ったので、終始私は「ウェブサイト」という言葉を使っていますが、業者はあえて全体を指す時も「ホームページ」と言っている印象でした。←多分大多数の日本人がウェブサイトのことを「ホームページ」と言うからでしょう。
    確かに、大多数の日本人がウェブサイト全体を指すのに「ホームページ」と言うにも関わらず、「ホーム」という言葉を聞くとトップページを想像すると思いますね。
    不思議な話ですね。

  • Hi Luke
    I’m staying in Australia as an exchange student and many people ask me ” how long here for?”
    Does it mean “how long have you been here for?” or “how long are you here for”?

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。