僕は日本に来て割とすぐに、日本では多くの場合アメリカ英語を使っていると気付きました。日本の政府や会社が書類などを英語にする場合や、学校の教材など、様々な場面においてアメリカ英語を使っている場合が主でしょう。しかし、最近気になっているのは、厚生労働省の英語での表記が、Ministry of Health, Labour and Welfareだということです。labourはイギリス英語のスペルで、アメリカ英語だと labor になります。labour・laborは「労働」という意味で、アメリカ合衆国労働省は、United States Department of Laborです。
そして、国連はアメリカのスペルではなくイギリスのスペルを使うので、国際労働機関は、International Labour Organization です。
更にもうひとつの疑問は、厚生労働省は labour を使う一方、外務省 はlabor を使っているということです。僕が考えていることは細かすぎるかもしれませんが、もしこの使い分けの理由を知っている方がいたら教えて欲しいです。もしかすると、興味深い歴史や背景があるのではないかと思っています。
yes, it is an intersting fact 🙂
oh, have to spell interesting…
外務省関連のJICAは、各地の国際センターの英語名をInternational Centreとしていますね。(例:東京の場合、Tokyo International Centre)
正確な理由は分かりませんが、明治時代に英国と同じような議院内閣制を導入した際、組織の英語名は英国を参考にし、それ以降これが慣例となったのかもしれません。完全な推測ですが。
So why UN uses organization instead of organisation?
労働省時代はLaborだったはずです。ですので、Labourになってから10年ちょっとしかたってません。
憶測ですが、省庁再編の時に世界基準というか、多数派に変えたのでは?Laborと綴る国は非常に少ないですし。
明治維新後の留学先は主に英国で(福沢諭吉も)、軍艦や官営鉄道の発注先も英国からでしたから、イギリス英語が多いのでは無いでしょうか?
北海道や最初の都市間高速電気鉄道・阪神電車はアメリカからで、阪神電車が埋め立て開発した甲子園は◯丁目ではなくアメリカ的な◯番町にしましたが。
日本では、基本的に文化をイギリス式に統一しているように思われます。しかし学校の教材でなぜアメリカ英語なのかというと、世界的に使われてる頻度がアメリカ英語のほう多いからです。
1945年にアメリカに戦争で負けてからはアメリカ英語が主流です。
それ以前は英語といえばイギリス英語。
官公庁など国家の機関の英名は戦前からイギリス英語で、
つい16年ほど前まで名称や組織を変更することなくそのまま存続していました。
ですから官公庁名はイギリス英語という伝統を踏襲しているのでしょう。
Thank you all for your very interesting comments!
特に何も考えてなかっただけという気もしますけどね。
旧労働省はMinistry of Labor
この違いが個人的には謎。
私も、きのうテレビのニュースで厚労省の表札(?)が映って、「あれ?」と思いました。