so badの意味とは、なぜbadにはポジティブなニュアンスもあるでしょうか?

so badの意味とは
Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

so badは複雑なフレーズだと思います。通常、so badは「とても悪い」という意味ですが、正反対な意味にもなります。今回、so badのニュアンスを説明したいと思います。まず、ネガティブなニュアンスがあるso badを見ましょう。

悪い意味のso bad

「とても悪い」や「ひどい」を意味するso badは使いやすいでしょう。

It’s so bad. I can’t believe it!
これは酷すぎる。ありえない!

この場合、so badはreally badに似ていますね。

This is so bad.
This is really bad.
これは本当にひどい。

副詞のbad

通常、badを副詞にしたい場合、lyを付けて、badlyを使いますね。

How did it go?
It went really badly.
どうだった?
かなり悪かった。

砕けた英語の場合、badlyを略して、badをよく使います。

How did it go?
It went really bad.
どうだった?
全然うまく行かなかった。

良い意味のso bad

しかし、欲しいことや必要なことについて話す時に、この副詞のbadとbadlyは「どうしても」という意味になります。

I want to go home so badly.
I want to go home so bad.
どうしても帰りたい。

通常、このように、badとbadlyを使う時には、soを付けます。

I want to go on holiday so bad.
休みしたくてたまらない。

以下の例では、wantという動詞は使われていませんが、相手がどうしても何が欲しいというニュアンスですね。

I miss you so bad.
君に会いたくてたまらない。

I love you so bad.
あなたがやばいほど好き。

なぜso badとso badlyにはこの使い方があるでしょうか? 「痛いぐらい」を意味するthat it hurtsというフレーズは聞いたことがありますか? 何かが欲しすぎて我慢できない時にこのフレーズを使います。so badにはthat it hurtsと同じニュアンスがあります。

I miss you so much that it hurts!
あなたに痛いぐらい会いたい!

so bad it’s goodの意味はなんでしょうか?

so bad it’s goodは面白いフレーズでしょう。このフレーズはよく映画、本、音楽に対して使います。何かがくだらな過ぎて笑えるぐらい面白い時に使います。

Wow. That movie is so cheesy!
It’s so bad it’s actually good.
すごい。あの映画はダサすぎるよ。
バカすぎて、逆に面白いね。

皆さん、cheesy movie と corny movieというフレーズが使えますか?

so bad thatの意味は?

何かが酷すぎて、大変なことになる時にはこのフレーズを使います。
It’s so bad + that + 嫌なことの結果  というパターンをよく見かけます。これはよりフォーマルな英語です。

It’s so bad that there have been riots.
暴動があったほどひどい。

The situation is so bad that we had to leave the country.
国を出ないといけないほど状況がひどかった。

形容詞のbad

通常、形容詞のbadは「悪い」という意味ですが、たまに「良い」という意味にもなります。例えば以下の例はピンクという歌手についてです。しかし、二つの解釈があります。

Pink is so bad!
ピンクは最高!
ピンクは最悪!

この場合のso badはso badassの略として考えた方が良いと思います。そして、このbadは日本語の「やばい」に似ていて、話の流れで意味を判断します。ちなみ、僕はPinkが好きなので、最高という意味で例を書きました。

1 個のコメント

  • 外国のインスタを見ているとso badが良い意味で使われているのを目にして何となく「ヤバい程」位に解釈していました。モヤモヤが晴れてスッキリしました。有り難うございます。

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。