「仕事をしている」を意味する10英語のフレーズ ー フレーズずつの微妙なニュアンス

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

仕事について話すときには、英語のフレーズが沢山あります。しかし、全てのフレーズは微妙に違うニュアンスがあります。まず、以下の文章を見ましょう。

I’m a

I’m a teacher.
私は先生です。

I’m a + 仕事という英語のパターンは一番簡単なフレーズです。「自分の仕事は先生です。」というニュアンスになります。

I work as

I work as a teacher.
私は先生として働いています。

この文章の意味はI’m a の文章にとても似ています。しかし、このパターンのニュアンスは現在先生として働いているけど、将来違う仕事ができるかもしれません。

I + 仕事の動詞

I teach children.
子供に英語を教える。

この文章は仕事の具体的な行動を表現します。肩書を言わないので、謙遜しているというニュアンスが少しあります。

I do a bit of + 仕事の動詞

I do a bit of teaching.

この文章はもっと謙遜しています。教えていますが、それほど大したことじゃないというニュアンスです。

I am a professional + 肩書

I am a professional teacher.

この文章には、自分の肩書を言って、professional という形容詞もつけるので、自分は専門があるということを強調します。全く謙遜していないパターンです。

My day job is

My day job is teaching.

このフレーズを使うと、夜に違う仕事をしているという印象を与えます。

I work for

I work for a school.
私は学校で働いています。

work + for + 会社名などというパターンをよく見かけます。work for というフレーズは曖昧です。学校で働いている人は必ずしも先生ではないからです。料理人、コーチなどの仕事をしているかもしれません。

I work for a convenience store.

この場合、コンビニの会社に勤めているので、7/11などのサラリーマンの仕事をしているかもしれない、バイトをしているかもしれません。

I work at

work + at のニュアンスは微妙に違います。

I work at a convenience store.

この場合、コンビニの店で働いているという意味なので、サラリーマンではなく、バイトをしているという意味になります。
今回、仕事についてのフレーズの微妙なニュアンスを説明しました。しかし、これはニュアンスだけです。例えば、I work as a teacher.と言うネイティブは仕事をやめたいという意味になりません。ちなみに、jobとworkの違いはわかりますか?

1 個のコメント

  • Hi Luke,
    How can you say about introduction yourself as you meet a client you have an appointment with ?
    と言うのは、日本では、「○○社から来ました。」または、「○○社の者です。」 という言い方を、よくするわけです。
    これは、電話でも同じなんですね。 「わたしは、○○社の者ですが。」というわけです。
    これは、英語圏では、スタンダードな言い方とはいえないかもしれませんよね?
    なぜなら、英語圏では、こんなふうに言うでしょう。
    ” Hello, I’m Ichiro Toshiba . It’a pleasure to meet you.”
    日本では、名前より、会社名を言いたがる傾向があり、それに伴う言い方は、「来ました。」なんです。
    つまり、「(会社名)から来ました。」
    なので、” from ” を使って、” I’m from ABC company.” と言うのだと思っている人が、ほとんどです。
    でも、これって、ほんとうに、英語圏の人が使う言い方だと思う?
    英語圏なら、”Hello, I’m Jhon Smith. My company name is ABC Ltd.” などと言いそうな気がするのですが。
    どう思いますか?

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。