アメリカの子供は「Loopy De Loop 」というアニメから、「loopy」という言葉を覚えることが多いです。「Loopy de Loop」という主人公はフランスから来た心優しい狼です。「Loopy de Loop」は癖の癖があるキャラクターに設定されていますが、彼は「loopy」という英語の形容詞が具体化されたものです。
その一方、多くの日本人が、全く違うルートを通じてこの言葉を知りました。去年日本では、誰かが自民党のやり方を揶揄したかったみたいで、「Liberal Democratic Party – LDP」の代わりに、「愚民党」という意味の「Loopy Democratic Party」という呼び方をしました。しまいには、癖がある鳩山首相にもこの形容詞が付けられるようになりました。テレビ番組では、よく出てきたルーピー鳩山というあだなが流行っていました。
この異なった言葉の覚え方を考慮して、今回ネイティブにとって、loopyがどんな感覚で使われている言葉なのかという質問に答えてみたいと思います。まず、「loopy」の意味を説明します。「loopy」の基本的な意味は「輪が多い」です。しかし、その元の意味から派生して出来たのが、現在最も多く使われている「癖がある」、「頭が変」や「正体のない」といった意味です。もちろん、本当に狂っている人に対してはこの言葉は殆ど使われません。多くの場合は、少し頭が可笑しい人や癖のある人に対して使われます。
That guy is so loopy. Is he for real?
あいつは本当に間抜けだね。本気だと思う?
Alf is such a lovable, loopy professor his classes are the most popular in the university.
アルフはあまりにも可愛くてあまりにもエクセントリックなので、彼の授業は大学で一番人気があるよ。
「loopy」に似ている意味をもう英単語のリストを以下に挙げてみました。
goofy
bonkers
nutty
screwy
barmy
up the bend
up the creek
weird
crazy
zany
「loopy」にはもう一つの使い方があります。それは誰かが酔っている時、又は薬をやっている時に使えます。アメリカの大学寮の渦巻く濃い煙の中では、目が充血している大学生から、この文章を耳にするかもしれません。
“I’m so loopy I just can’t stop laughing!”
俺の頭がおかしいよ。笑いを止められなくて!
最後に、また元に戻ります。どうして「Loopy de Loop」という名前が付けられたのでしょうか? 実際、この込み入った名前は四重の掛け言葉です。一番目は、「loopy」という形容詞で、先程説明しました。二番目の掛け言葉は、「loopy de loop」はフランス人の名前の「Louis de Loup」に似ています。三番目の掛け言葉は、狼をフランス語で「loop」と言います。そして最後の掛け言葉は、「Loopy de Loop」は飛行機の宙返りという意味の「loop the loop」に似ています。
「去年日本では、誰かが自民党のやり方を揶揄したかったみたいで、「Liberal Democratic Party – LDP」の代わりに、「愚民党」という意味の「Loopy Democratic Party」という呼び方をしました。しまいには、癖がある鳩山首相にもこの形容詞が付けられるようになりました。テレビ番組では、よく出てきたルーピー鳩山というあだなが流行っていました。」とありますが、鳩山由紀夫元首相は、民主党でしたが、一体、誰がLoopy Democratic Partyと日本の自由民主党を2009年に英語で呼んだのでしょう? Loopyの初出は、Washingtonポストのコラムニスト、AL KAMENが2010年4月にワシントンで開催された第一回核安全サミットの後に述べている「 in 2010 he wrote that the ‘hapless’ and ‘increasingly loopy’ Prime Minister Yukio Hatoyama was the biggest loser at a Washington summit. ‘Loopy’ suddenly became the popular phrase in Japan and Hatoyama was forced to concede to the Japanese Diet・・・」からでしょう?