今回は throw shade という、流行りのスラングを紹介したいと思います。throw shade は、「投げる」を意味する throw と「陰」や「日陰」を意味する shade から成り立っていて、「小バカにする」や「悪口を言う」という意味になります。特に、人前でさりげなく誰かの悪口を言う際に使われています。例えば、皮肉まじりにお世辞を言う際には、throw shade というフレーズがぴったりです。
She was throwing shade at the party.
彼女はパーティーで悪口を言っていた。
Alicia: You make out with so many guys. You’re so popular.
Hanna: No need to throw shade.
アリシア:あなたって色んな男とキスしてるよね。すごいモテるんだね。
ハンナ:何それバカにしてるの?
★make out は、キスなどいちゃいちゃするを意味するスラングです。
Stop throwing shade!
悪口を言うなよ!
最近、アメリカのセレブ雑誌で throw shade がよく使われています。
Anne Hathaway’s tweet threw unintentional shade at the Kardashian family.
アンハサウェイのツイートは、意図せずカーダシアン一家を批判していた。
throw mad shade というフレーズもよく耳にします。この場合の mad は「すごい」という意味で使われています。
My friend was throwing some mad shade at you last night.
昨夜、わたしの友達はあなたをすごい小馬鹿にしてたよ。
また、shade has been thrown というフレーズもあります。通常、これは冗談っぽく使われています。
Person A: Your hair looks so shiny. When was the last time you washed it?
Person B: Mind your own business.
Person C: Damn. Shade has been thrown!
Person A: 髪の毛テカテカだね。最後いつ洗ったの?
Person B: 大きなお世話だ。
Person C: やば、ディスってる!
こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!