同音異義の英語と同音異義の親父ギャグ

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

発音が同じですが、スペルが違う英単語が沢山あります。これらの単語は英語で、homophone と言います。homophoneはラテンに由来していて、「同音」という意味になります。たとえば、「天気」を意味するweatherと「~かどうか」を意味するwhetherは同音異議です。僕は小学校のころ、これらの単語のスペルによく混乱してしまいました。たとえば、今日はいいお天気ですね。を書こうとして、whetherを書いたのです。ネイティブの小学生はこのような間違いをよくしますが、日本人は英語を習う時にこのような間違いをあまりしないようですね。

他のよく耳にする英語の同音異義の例は以下の通りです。

boy – 男の子
buoy – ブイ
male – 男の子
mail – メール
right – 正しい、右
write – 書く

英語の冗談にはよく同音異義語が使われます。特に、子供が好きな冗談には同音異義ネタが多いです。例えば、

What do you call a deer with no eyes?
No eye deer.
目がない鹿はなんと言うでしょうか?
目がない鹿。

これはno eye deerとno ideaに基づいている冗談ですね。
次の冗談は包むを意味するwrapとラップを意味するrapが元になっています。

What is a Christmas gift’s favorite type of music?
Wrap.
クリスマスのプレゼントが一番好きな音楽はなんでしょう。
ラップです。

次の冗談は「夜」を意味するnightと「騎士」や「駒」を意味するknightが元になっています。

What did the chess piece say before bed?
Knight knight.
寝る前にチェスの駒はなんと言ったでしょう。
おやすみ。

最後の冗談はredとreadの同音異義語が元になっています。
Red – 赤い
read (過去形) – 読んだ

What’s black and white and red all over?
A newspaper!
一面が黒と白と赤のものは何でしょうか?
新聞だ!

この冗談はもう一つの解釈で聞くことができます

What’s black and white and read all over?
黒と白と、どこでも読まれているものは何でしょうか?

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記事を書いたLukeについて

英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。