僕は人と話している際に、思ったことをそのまま口に出してしまい、相手の気分を害してしまうことがたまにあります。そして、やばい!と思い後悔して、言ったことを撤回したくなるのですが、このようなことが起きてしまった場合は kidding という英語をよく使います。
kidding は「子供」を意味する kid に由来しているのではなく、「冗談を言う」や「からかう」を意味する kid に由来します。日常会話で kidding は前言撤回する際だけではなく、様々な場面で使えるので、今日はこの英語を教えたいと思います。
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驚いたり落ち込んだ時に使うkidding
ビックリした時やがっかりした際にも kidding が使えます。たとえば、相手の発言に驚いたら、you’re kidding と言うことが出来ます。
Did you know that I travelled around the world last year?
You’re kidding! That sounds amazing!!
去年、私が世界中を旅したって知ってる?
マジかよ!そりゃハンパねーな!!
You’re kidding. より長く、You’ve got to be kidding me. と言うこともでき、これはより表情力が高くなります。以下の You’ve got to be kidding me. はガッカリした際の使い方の例文になります。
I’m sorry I can’t go to the party tomorrow.
You’ve got to be kidding me! I really wanted you to go!
ごめん、明日のパーティーには行けないや。
嘘でしょ、信じらんない!めっちゃ来てほしかったのに!
★kidding はインフォーマルな英語なので、ボスや目上の人に使うと、失礼な印象を与えてしまう可能性があるので注意してください。
no kiddingの使い方
英会話では、no kidding もとても役に立ちます。誰かに驚くようなことを言われたら、no kidding で答えるネイティブが多くいます。これは no way や really? に似ています。
Actually I’m friends with Jennifer Lopez.
No kidding!
実は私ジェニファーロペスの友達だよ。
まさか!
また、自分の発言が本当だと強調したい場合にも、no kidding が使えます。
No kidding. I’m a genius.
冗談抜きでな。俺は天才だ。
怒った時のkidding
これも僕の悪いところなのですが、仕事で同僚が失敗をしてしまったら、You have to be kidding me.という英語を使うことがたまにあります。例えば、以前同僚が間違って全く違うファイルを添付して送って来た際は、思わずこのフレーズを口にしてしまいました。
Ah, you have to be kidding me!
はぁ、冗談はやめてよ!
イライラしているネイティブは、You have to be kidding me. 、You’ve got to be kidding me.、You’re kidding me. などと言います。
Seriously? という英語はこれらと同じように使われています。
言ったことを撤回したい時のkidding
冒頭で説明したように、自分が言ったことを撤回したい場合、just kidding が役立ちます。これは「ただの冗談だよ」や「本気じゃないよ」というニュアンスになります。
If only you were a little smarter. Just kidding!
君がもう少し賢かったら良かったのに。冗談だけどね!
このような際には、I was only kidding. や I was kidding around. などの英語も使えます。
★ネイティブはメールやチャットなどで、just kidding を jk と省略することもあります。
kidding around
kidding around は「ふざける」や「馬鹿なことをする」という意味になります。
Alright guys, stop kidding around. We need to get serious about this.
さぁみんな、ふざけるのはやめだ。俺らはこれに真面目に対応しなきゃならないぞ。
大人は、ふざけている子供を叱る際にもよく stop kidding around と言います。
Stop kidding around. You have a test tomorrow.
バカなことはもうやめなさい。明日は試験でしょ。
★イギリス英語では、stop mucking around やstop messing around は、上記の英語と同じように使われています。
jokingも使ってみよう
kidding の代わりに、joking を使うことも出来ます。このような場合、I was just joking. やOnly joking! という英語を使います。
Your boyfriend is so annoying. Only joking!
君の彼氏って超面倒くさいね。ただのジョークだよ!
I kid you not!という滑稽な英語
最後に、I kid you not. というフレーズを紹介します。通常、kid は自動詞として使われているので、これは文法的には少し変です。I kid you not. は I am not kidding. と同じ意味ですが、今言った通り文法的に変なので、少し滑稽な印象を与えます。意味は、「これは冗談ではない」や「これは本当だ」です。理由はよくわかりませんが、アメリカのオタクはよく I kid you not. を使います。
This is the best RPG game in history. I kid you not!
これは歴史上もっとも良いロールプレイングゲームだよ。リアルに!
Hi Luke,
I am always amazed how well you write Japanese, and as always this post is very interesting.
I just wonder, if you can one day publish a post regarding difference between ‘come and go’ in Japanese and English, because I often find difficult to distinguish these.
For example, my native friend asked if somebody could come to the airport for her, and one of her friends told her ‘I can’t come’.
But in Japanese the second ‘come’ should be ‘go’, and there are sufficiently clear distinctions, which I do not find in English.
So, I would appreciate if you could write about it.
Thank you