sassの意味とは、南部アメリカでよく使われているスラング

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

このあいだ僕が飛行機に乗っている時、女性客のひとりが次の様に言うのが聞こえてきました。
 

I don’t think your father and sass belong in the sentence.
あなたのお父さんと生意気が同じ文章に含まれるとは思いませんよ。


 
この英語はちょっとわかりにくいと思いますが、意味はあなたのお父さん全く生意気ではありません。
sassという単語を聞いたことがあるでしょうか。アメリカ人はよくこの単語を使います。この単語は実は19世紀に使われる様になり、サースという意味のsauceという単語が語源です。特に、南部アメリカで使われていて、実際に飛行機の中でこの単語を使っていた女性には強い南部のアクセントがありました。このsassという単語がどのように使われているいるのか見てみましょう。
sassがある人は生意気な態度をとっています。この単語はimpudenceやcheekinessという英単語と似ていますが、とても元気のある人物について話す時にもよく使われます。否定的な意味と肯定的な意味のどちらとしても使うことができます。
 

Don’t give me any more of that sass.
それ以上生意気な口を利くな。

sassはyを加えることで形容詞として使うこともできます。sassyはcheekyやimpudentと似た単語です。生意気な答えをする人はよくsassyと呼ばれています。
 

Patrick is a really sassy man.
パトリックは本当に生意気なやつです。

 

My mom always becomes sassy after a couple glasses of wine.
僕の母はワインを数杯飲むといつも横柄になります。

場合によっては、sassがある人はカリスマ性があって面白い人物であるということを意味することができます。
 

What kind of guy do you like?
I like a man with sass.
どんな男が好きなんですか?
カリスマ性があって面白い人ですね。

3 件のコメント

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。