日本の漫画と同じように、アメリカのコミックを開くとオノマトペで溢れています。ドアを開けたり、ジャンプをしたり、銃を撃ったりするときの音を、多くのアメリカのコミックは鮮やかな色文字 を使いながらオノマトペで表現します。
特に、バットマンやスーパーマンなどのオノマトペの使い方が有名です。例えば、バットマンが戦う場面では、pow、bam、clunkなどの一般的なオノマトペを使うだけではなく、thwapp、zlonk、eee-yow、ker-splooshといった独特のオノマトペを生かしています。 オノマトペはキャラクターのキャッチフレーズにも使われています。例えば、DCコミックスの Spider-Man(スパイダーマン)といえば、彼の手首から発射されるクモの糸を思い浮かべる人が多いと思います。この音は、thwipで表します。マーベル・コミックの スーパーヒーローであるWolverine(ウルヴァリン)の場合、指の関節から出る金属の爪は snikt で表現します。そして、Nighcrawler (ナイトクロウラー)のテレポーテーションの音は bamf になります。
aargh | アーッ(嫌がるとき) |
bam | バンッ(衝突音、何かが急に起こったときの音) |
click | パシャ(カメラのシャッター音) |
clunk, clank | ガチャ(金属の音) |
crack | ポキ、 バキ(骨や枝が折れる音) |
creak | ギー(ドアがきしみながら開く音) |
kaboom, boom | ドッカーン、バーン( 爆 発 の 音 ) |
mwah, smooch, smack | チュッ(キスの音) |
oooff | フーッ(息を切らしたとき) |
pew-pew | ピューピュー(レーザー銃の音) |
plop | ポチャン(水に落ちる音) |
pop, bang | パンッ(風船の割れる音) |
pow, sok, zonk, bam, kapow | パンッ、バシッ
(拳でたたかれたときの音) |
rat-at-at-at-at-at | ダダダダダダ(マシンガンの音) |
snap | ポキン(折れる音) |
splat | ピシャ(柔らかい物が地面に落ちる音) |
swish | シュッ(バスケットボールがリングのネットをかする音) |
thud, thunk | ドスン(重い物が地面に落ちる音) |
tick tick tick | チクタクチクタク(時限爆弾の音) |
ticktock | チクタク(時計の音) |
wham | ガーン、ドカン(強くぶつかる音) |
whoa | おっと、うわー(びっくりしたとき) |
zap | バシッ、ビュッ(レーザーや電気の音) |
他のオノマトペについてもっと知りたい方は是非最近出版された英語でオノマトペ表現を読んでみて下さい!
こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!