新造語の「iPhonegate」はどういう意味でしょうか

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

「iPhonegate」は2010年の春から始まったスキャンダルです。 
先週、バーで誰かが無くした時期の「iPhone」のプロトタイプはGizmodoというオンライン雑誌に売られました。
それでAppleの新しい「iPhone」の情報がばれました。次は、警察が捜査を行って、「iPhonegate」という新語が生まれました。

でも、どうして「gate」が「iPhone」に付けられたんでしょうか? なぜならば、「gate」という接尾語はウォーターゲート事件というアメリカの政治スキャンダルに由来しているからです。それから、スキャンダルを説明する時に、色んな名詞に付けるようになりました。

2009年には、タイガー・ウッズの不倫スキャンダルのきっかけで、Tigergate という新語が作られた。

「Terrygate」は、「John Terry」というイギリスのサッカー選手が浮気したスキャンダルを説明している。

「Bill Clinton」の浮気には、「gate」の言葉がよく使われていました。 例えば、Monicagate, Lewinskygate, Sexgate, Zippergate, Tailgate, Troopergate.

https://en.wikipedia.org/wiki/Lewinsky_scandal

https://en.wikipedia.org/wiki/Troopergate_(Bill_Clinton)

注意:

Gateを付ける時は、固有名詞になるから、最初の文字は大文字にするのは忘れないでください。

Gateは浮気のスキャンダルだけではなくて、何のスキャンダルに対しても使える言葉だ。

Gateが使う言葉の詳細な一覧を見たい人は、

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_scandals_with_”-gate”_suffix のページが面白いと思います。

これから、日本語で、ゲートを付けて、色んな言葉を作るのはどうでしょう? 大沢ゲートはいい響きがあるんじゃないでしょうか。

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記事を書いたLukeについて

英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。