dawgというスラング - 使い方と例文 - ネイティブの説明

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

「dawg」は、黒人の間で使われているヒップホップのスラングの一つです。現在、白人やヒスパニック系アメリカ人の若者も「dawg」を使います。「dawg」は悪口のスラングではなく、「dude」、「hommie」や「holmes」というスラングの使い方ととても似ています。要するに、「dawg」の意味は「仲間」です。
それでは、具体的に、はこの単語をどうやって正しく使えばいいのでしょうか?まず、仲のいい友達にしか使わない単語です。「dawg」はとてもカジュアルで、歌詞以外にはあまり書き言葉ではありません。多くの場合は、友達の名前の代わりに「dawg」と呼びます。例文は以下にあります。
「dawg」というスラングは、「dog-犬」に由来していますが、アメリカ南部アクセントや黒人英語では、「dog」を発音すると、通常の「dɒg」ではなく、「daːʊg」で発音されていますので、スラングの綴りは「dawg」です。 
ちなみに、「dog」と「dawg」という俗語を混同しないように気をつけてください。イギリスでは、「dog」には「ダサい女性」や「嫌な女性」という意味があるから、スペルを間違えると、悪口になってしまします。
 最近は若い者の中では、「dawg」の人気が落ちてきているみたいです。「Randy Johnson」というアメリカン・アイドルという番組の審査者は「dawg」をよく使っているし、「dawg」は一般的な単語になってしまったので、以前ほど格好いいイメージではありません。
「dawg」の意味の一覧
1.友達の名前の代わりに使われています。
2.会話の潤滑剤として使われています。
「dawg」の例文

Jay is my dawg.
ジェーは僕のダチ。
Wassup dawg?  
調子どうだ? / おす!
人1: This girl is pissing me off” この女むかつく。
人2: Yo, don’t worry about it dawg! よー、気にすんなって!
Yo dawg that was good! 
よー、うまいな!

3 件のコメント

  • […] 当ブログ初登場のKoedawg(読みは「コエダ」でいいようです。「wg」部分についてはこちらを参照。)ですが、『ミルフィーユフィクション』は今から5年以上前の2015年に発表の曲です。いまだにファンが多く、Youtubeでも38万回再生(2021年2月)されているこの曲は、PUNPEEによるリミックスバージョンです。※ちなみにオリジナルは12万回再生(同)。PUNPEEの知名度が貢献しているのでしょう […]

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。