clickbaitの意味と使い方、薄っぺらな記事やビデオに対して使うスラング

clickbaitの意味
Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

clickbaitは意図的に誤解させようとする記事、SNS、Youtubeビデオ、広告などに対して使います。clickbaitの見出しが面白そうですが、記事を読んでみると、内容が薄っぺらで見出しと関連性が乏しいです。この理由で、clickbaitはネットユーザーに嫌われているでしょう。

日本語では、clickbaitは「釣りタイトル」、「クリックベイト」、「釣り記事」と言います。

clickbaitの由来

clickは「クリック」という意味で、baitは「餌」や「おとり」という意味です。通常、baitは狩りで熊などを罠におびき寄せる餌です。しかし、clickbait はネットユーザーの興味を引く餌という意味になります。

clickbaitの例文

ではclickbaitの例文を見てみましょう。

This title is just clickbait.
これはただの釣りタイトルです。

All these articles are clickbait.
これらは全部釣り記事です。

That video looked really interesting, but it turned out to be just clickbait!
そのビデオはめちゃ面白そうだだったけど、結局ただのクリックベイトだった!

There is a lot of clickbait on Youtube!
ユーチューブにはクリックベイトがたくさんある。

clickbaitとクリックベイトの違い

名詞のclickbaitとクリックベイトは同じ意味ですが、クリックベイトと違って、英語のclickbaitは動詞としても使えます。この場合、意味は「食いつかせる」や「興味を引いて、騙される」です。

Damn it. I just got clickbaited again!
ちくしょう。また食いつかされた!

また、たまにclickbaityというスラングも耳にします。これはちゃんとした英語ではないですが、たまに英語のネイティブはこのようにclickbaitを形容詞として使います。

That’s such a clickbaity title!
その見出しはとてもクリックベイトっぽい!

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記事を書いたLukeについて

英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。