「downtown」の意味と使い方 ー アメリカの繁華街

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

「downtown」はアメリカでよく使われているフレーズで、都心や繁華街という意味になります。つまり、「downtown」は、レストランや店などが多くある賑やかな都市の地域です。「downtown」はいつも楽しく、賑やかなところというイメージがあるので、アメリカ人は遊びたい時には、以下のフレーズをよく使います。

Hey, let’s go downtown tonight.
今夜、都心に行こうぜ。

Downtown Chicago is crazy on Fridays.
金曜日のシカゴの街はめちゃ楽しいよ。

ちなみに、「downtown ~」という言い方をよく使います。たとえば、「downtown LA」、「downtown San Francisco」、「downtown Cleveland」などです。
たまに、「downtown」は「下町」として訳されていますが、下町のイメージと「downtown」のイメージは全く違うと思います。下町は伝統的な雰囲気があるところで、それに対して「downtown」は現代の雰囲気があるところです。東京の下町は、浅草でしょう。そして、東京の「downtown」と言えば、新宿、銀座、渋谷を連想するでしょう。
イギリスでは、「downtown」はあまり使われていません。代わりに、「city centre」と言います。イギリスでは、「center」のスペルは「centre」ですね。でも、「city centre」は「downtown」ほど面白い言葉ではなく、少しフォーマルな言葉で、若者が使うより、都市計画の担当者が使いそうなフレーズです。
ちなみに、「Downtown」という曲を聞いたことがありますか?アメリカのテレビのドラマの「Lost」によくでてきました。
https://youtu.be/FKCnHWas3HQ

8 件のコメント

  • では、逆に、日本の浅草などを指す、「伝統的・情緒的・文化的な街並み」は、何と呼んだら良いのでしょうか?

    • 下町を英語にすると、an older area of Tokyo, a traditional neighbourhood, the old downtown district of Tokyoなどの訳がよいでしょう。

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。