gastropubの意味と使い方、イギリスの美味しい居酒屋の現象

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!


日本人に「イギリスのイメージはなんですか」と聞くと、残念なことに、「食べ物が美味しくない」と答える人が多数いるようです。確かにイギリスで生まれ育った僕も、煮えすぎた野菜や味のしないゴムのような魚を何度も食べたことがあります。しかし、イギリスの料理はこの20年間で確実に美味しくなったと思います。

この現象の象徴が、イギリスでのgastropubです。gastropubとは、食べ物が美味しい居酒屋という意味になります。昔のイギリスの居酒屋では、食べ物といえばバターピーナツとポテトチップスくらいでしたが、gastropubでは、丁寧に作った美味しい昼食や夕食が食べられます。イギリス英語でpubは居酒屋という意味になり、gastroはラテン語で胃を意味します。英語でgastronomyという言葉があり美食という意味なので、gastropubはそのgastronomyとpubの組み合わせから出来ています。
gastroは、胃腸炎というgastroenteritisのような英語にも使われています。そして現在はアメリカでもgastropubという言葉を耳にします。

Recently, a lot of gastropubs have been opening in the area.
最近この地域では、料理の美味しいパブが開かれているようだ。

Have you been to the gastropub in Padstow?
パドストウ街の近くのガストロパブに行ったことある?

2 件のコメント

  • I love English food so much.
    I have stayed at English family home for eleven months in Coventry.
    My host family often said, ” Traditional English meal and home made dishes are really delisious, though many people say about English meal isn’t good.”
    Now I strongly agree with them, and I miss many English dishes still now.
    I also enjoyed good French, Italian, Ethnic cuisene in England, so we can find many good restaurant in there recently.
    I think the best seasoning for cooking would be love.

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。