「gross」の意味 ビジネス英語で使う時にはどういう意味になるでしょうか

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

「gross」という英単語は数字だということを知っていましたか? 実際、ネイティブの小学生はよく「How much is a gross? – 「gross」というのはどれほどですか?」と聞かれます。
答えは「144」です。つまり、「a gross of eggs」は「144 eggs」です。通常、ネイティブは卵とパンを数える時に「gross」を「144」という意味で使います。それで、英語圏のパン屋さんに行ったら、この言葉を聞くかもしれません。
ちなみに「gross」を数字として使う時には、「dozen」と同様に冠詞を使わないといけません。たまに「great gross」という言葉も見かけます。

dozen = 12
gross = 144
great gross = 1728

職場では、「gross」は形容詞として使われて、「総計」という意味になります。以下のフレーズはよく新聞で見かけます。

gross profits  総利益
gross income   総収入
gross weight  総重量
gross domestic product 国内総生産
gross national product 国民総生産

会話では、「gross domestic product」ではなく、「GDP」と発音をします。
次に、動詞の「gross」を紹介します。この使い方は主にビジネス英語で使われていて、「総収益をあげる」という意味になります。

This year, our company grossed one hundredd million dollars.
今年、我々の会社は100万ドルの総収益になりました。

ちなみに、スラングの「gross」を説明した記事も書きました。
https://www.eigowithluke.com/2011/02/gross/

2 件のコメント

  • In Japanese, “グロス” means polish or shiny thing on the skin or lip.
    I’m wondering the connection of these word, so, looking out English Dictionary.
    I can make sense that in Japanese “グロス” comes from “gloss” in English….

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。