幻覚を見た時や幻聴を聞いた時には、英語でなんというのでしょうか? 幻聴や幻覚を英語の辞書でひくと、「phenomenon」、「hallucination」、「auditory hallucination」などという言葉がよく出てきます。でも、これらの言葉は少し専門的な言葉で、日常会話では、これらの言葉はそれほど使いません。代わりに、「I am seeing things.」や「I am hearing things.」というフレーズによく出くわします。
「I am seeing things.」を直訳にすると、「色んなものを見ている」という意味になりますが、実際は「幻覚を見た」という意味になります。同様に、「I am hearing things.」は「幻聴を聞いた。」という意味になります。
「seeing things」と「hearing things」の動詞の自制にご注意下さい。通常、これらのフレーズは「ing」の現在進行形や「was …ing」の過去進行形を使います。つまり、このフレーズには過去形をあまり使いません。また、「things」はいつも複数形で使います。では、使い方をみてみましょう。
Person A: Hey, did I see you yesterday at the supermarket?
Person B: Nope. I was at school.
Person A: Ah, I guess I was just seeing things then.
ねえ、昨日スーパーであなたを見たっけ?
いえ、学校に行ってたよ。
ああ、じゃあ、幻覚をみただけだろう。
「この場合、「seeing things」は冗談として使われています。
I keep on hearing things.
よく色んな幻聴を聞いているよ。
「これは自分は生気じゃないと悩んでいる時に使いそうなフレーズです。」
You know what I think? I think you are just seeing things.
僕が思うに、あなたはただいろいろな空想しているだけだよ。
That wasn’t a ghost. You are just seeing things.
それは幽霊じゃなかったよ。あなたはただ幻覚を見ているだけだよ。
こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!