勧める時に使う英語、how about、why don’t、 think aboutの使い分け

how about の使い方
Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

英語で相手に何かを勧めたいときには、recommendという動詞を思いつく方が多いと思います。しかし、ネイティブはrecommendよりhow about、why don’t、think aboutなどをよく使います。今回、これらのフレーズのニュアンスを説明していきたいです。
recommendとrecommendationの使い方
友達と一緒に遊ぶ予定があって、バーに行くことを提案する場合、どういう英語を使えば良いでしょうか?
recommendを思い付く日本人が多いと思います。recommendは間違っている英語ではありません。しかし、この英語は硬い印象を与えるので、日常会話でそれほど耳にしません。

I recommend that we go to a bar.
私のおすすめはバーです。

ルークのアドバイス
Luke
勧めるときにネイティブはrecommendという動詞よりrecommendationという名詞の方が使われています。

My recommendation is that we go to a bar.
僕のお勧めはバーに行くことだ。

what do you think aboutの意味

相手の意向を伺うときに、ネイティブはwhat do you think aboutをよく使います。
What do you think about … ? というフレーズは「… に対してどう思いますか?」という意味になります。

So what do you think about going to a bar?
さあ、バーに行くことはいかがですか?

ルークのアドバイス
Luke
このフレーズは相手の意見を優先するので、丁寧な印象を与え、目上の人にも使えます。

how aboutとwhy don’tの違い

勧めるときによく使うhow about と why don’tはインフォーマルな英語ですが、これらのフレーズの違いはなんでしょうか?
How about…? は「。。。はどう?」という意味になります。

How about going to a bar?
バーに行ったら、どう?

how aboutにはバー以外他に行ける場所があるというニュアンスがあります。
ルークのアドバイス
Luke
勧めるときには、what aboutはhow aboutと同じように使えます。例えば、What about going to a bar?
Why don’t …?は「しましょうか?」という日本語に似ています。Why don’t …は相手をより強めに何かを勧めるときに使います。少し強めな印象を与えるので、えらい人にこのフレーズを言わない方が良いです。

Hey. Why don’t we go to a bar?
バーに行きましょうか?

1 個のコメント

  • まさに知りたかったことです。
    英会話レッスンで、毎回リコメンドと言ってるなあとおもっていたので、すごく役立ちました。
    ありがとうございます

  • コメントをどうぞ

    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。