「let it go to one’s head」の意味と使い方   

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

さっき、「let it go」というフレーズを説明しましたが、ネイティブは「let it go to one’s head」というフレーズもよく使います。「let it go to one’s head」は「let it go」の意味と全く違って、「うぬぼれる」、「いい気になる」、「得意になる」という意味になります。ある人が成功したり褒められたりして、その人が自分のことをすごいと思っている時には、「let it go to one’s head」はぴったりです。なぜ「head」が使われているのでしょうか? そのうぬぼれが頭に入って、判断力が鈍くなったからです。「let it go to one’s head」の人は「clouded judgment」があるということです。「one」の代わりに、「my」、「your」などの言葉を置き換えられますね。

Hey, don’t let it go to your head, okay?
ねー、そんなことで、調子に乗るな。分かった?

この表現では、「it」の代わりにいろいろな言葉が使えます。

You shouldn’t let fame go to your head.
有名になっても、うぬぼれないで。

You shouldn’t let your success go to your head.
それを成功しても、うぬぼれないで。

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。