「oh no」の意味

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

「oh no」という間投詞は、突然嫌なことが現れた時に使います。曖昧な「oh」と違って、「oh no」ははっきり悪いことを示し、より強い間投詞です。僕は大きな間違いをする時には、「oh no」と言います。パソコンがクラッシュして、作ったファイルが保存されていない時には、僕は「oh no」と叫びます。高校の頃、試験を落ちた時にも「oh no」と言いました。何か悪い目に遭って、挫折や絶望を表すため、「oh no」がピッタリです。「oh no」の強弱された「O」の音は表情力がとても高いからです。

(皆さんが英語の発音練習が出来るように、例文を読み上げて、録音しました。録音したファイルは以下にあります。)

Oh no, I can’t believe I failed another math test.
まさか。また数学のテストを落ちちゃった。

Oh no, I left my wallet at home.
しまった。また家に財布を残した。

「oh no」の表現力がとても高いので、誰かを慰める時にも使います。相手が大変なことに遭って、「oh no」というと、自分でも相手の痛みを感じていて、共感していると表します。

My boss told me yesterday that I am going to be laid off.
Oh no, I am really sorry to hear that.
昨日、ボスがリストルで首になるって教えたよ。
ええ、それは本当に大変そうだね。

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記事を書いたLukeについて

英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。