イギリスのモン・サン=ミシェル 世界が知らない修道院の遺産

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!


モン・サン=ミシェルという修道院の優雅で細長い尖塔と鐘楼を見ると、なぜこれがそれほど人気なのかは不思議ではありません。しかし、人気が故に人が多すぎて、時にモン・サン=ミシェルの壮大さをじっくりと味わうのが難しいこともあるでしょう。
そこで今回は、イギリスにあるモン・サン=ミシェルにそっくりな修道院を紹介します。セント・マイケルズ・マウント(Saint Michael’s Mount)はモン・サン=ミシェルと同様に1000年前に建てられた修道院でした。モン・サン=ミシェルはフランスの北海岸にありますが、セント・マイケルズ・マウントはイギリスの南海岸にあります。そして、これらの修道院は直線上にあります。つまり、モン・サン=ミシェルから船に乗って、真北に行くと、イギリスのセント・マイケルズ・マウントに到着するのです。

Saint Michael's Mountの修道院

セント・マイケルズ・マウントも小島に建っていて、干潮時にはその小島から本土へと繋がる土手道があり、満潮時にはそれが隠れ完全な島となります。 このセント・マイケルズ・マウントには尖塔がないので、修道院よりお城のような外観です。そしてそれはこの島の波乱に富んだ歴史を反映しています。セント・マイケルズ・マウントは修道士によって作られましたが、歴史を通して修道院は接収され、胸壁が加えられ、数台の大砲もあります。しかし、僕にとってこの半分砦で半分修道院という建物はとても魅力的な場所です。

Saint Michael's Mount の土手道

僕は子供の頃よくセント・マイケルズ・マウントに訪れていました。友達と一緒に胸壁で遊んだり、大砲を撃つ真似をしたのは今でも鮮明に覚えています。 修道院の門を通り石の螺旋階段を上り、そこでフランスに向かったイギリス海峡が見えたら、海藻だらけで滑りやすい丸石の土手道を歩いて良かったと、皆さん心から思うでしょう。

僕は最近、なぜモン・サン=ミシェルは世界で有名なのに、セント・マイケル・ズマウントは有名ではないのかと少し気になっています。確かにモン・サン=ミシェルはセント・マイケルズ・マウントより大きく、とても綺麗な尖塔があります。しかし、人ごみでもなく、モン・サン=ミシェルのような修道院のある壮大な小島はそれに匹敵するくらい素晴らしいと思います。そんな小島に行きたい方には、イギリスのセント・マイケルズ・マウントを是非おすすめします。

5 件のコメント

  • I have been there before and will go there in a few month maybe?
    One of my favorite places in UK!Penzance as well!Wight island is nice!Jersey is great as well more friendly!Hitchhiking is easy!Just stand and get the lift in a few min!

  • Hello Mr. Luke, how are you? I hope you’re well. Today I hav a question to you. Did you used to live at close to the Saint Michael’s Mount when you was your childhood?

  • Hello, I just happened to find this site when I searched for Saint Michael’s Mount as I wanted to make sure about its history and background of the place. Well, I went there last week! I have been to Mount Saint Michel in France as well but I personally prefer the one in England! It was so beautiful and having calm atmosphere.

  • セントマイケルズマウントがモンサンミッシェルの真北にあるというのは嘘です
    もっとよく調べてから発表しましょう
    西経で4度の差がありますよ

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。