「sick」の意味と使い方、「cool」に似ている最近使われるようになった英語のスラング

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

英語で、「sick」という英語の形容詞は「病気の」や「気味の悪い」というネガティブな意味で使われていますが、最近は、「sick」は「最高」という意味でも使われるようになりました。

危ないを意味するsick

「sick」は以前から使われている「cool」や「awesome」の使い方に似ていますが、「sick」には「新しい」、「初めて見た」というニュアンスがあります。たとえば、友達が新しい靴を買って、その靴が今まで見たことがないデザインの場合、「sick」というスラングがぴったりです。

Dude, those shoes are sick!
その靴最高だな!

Man, that is a sick jacket!
そのジャケットまじでやばい!

That song is sick!
その曲がすげーイイ!

危ないを意味するsick

また、「sick」はたまに「crazy」と同様の意味で使われることがあり、「危ない」、「大胆な」というニュアンスを持ちます。たとえば、友達がスケートボードで危ないけどすばらしいトリックをした時には、以下の英語が適切です。

Damn, that was sick.
すげー、いいぞ!

That trick was sick, man.
そのトリック最高だったぞ。

8 件のコメント

  • Lukeさん
    寒いですね~(゜д゜)y~~~
    いつも拝見しています。
    言葉は生き物と同じですね。
    sickをポジティブなニュアンスで使ったことないので、
    勉強になりました。
    あざーす!(ネット用語で、「ありがとうございます」)
    でも30歳過ぎた人使うと、冷たい視線が突き刺さってきそうです。
    今の若者は「やばい」「うざい」を連発しますね。
    半端じゃないほどすごいことを、
    「ハンパない」「パねぇ」と言います。
    最初は何のことかと思いました。
    YMML、C7AYとかFGI とかC&PやGeezなど、
    皆さん知ってるのかしら。
    外国のBBS(板)では見かけますよね。
    前のブログで、What’s upでしたか。Whuzz upでしたか。
    「オース」と訳していらっしゃったので、
    会社で見て鼻からお茶が出てきてしまいました。
    (つまり吹き出したということですね)
    「オース」は使われていますね。おっすとか、うっすとか。
    Lukeさん、そんな端整なお顔で「オース」って…。
    このブログ、マジヤバい!マジヤバ!

    • Hi Samurai Edge,
      Sorry for the late reply! Thanks for the interesting comment! I like the cartoon “Golden Eggs”, so recently I have also been trying to use ぱねぇ.

  • Sickの使い方、初めてしりました。知人の息子さんが、とある有名な会社をやめるとき、
    社名プラス Siiiiick とありました。
    そして、そのコメントは、Yur are more sick でした。
    意味は子供に聞きましたが、今時の言葉は不思議です。
    このブログでよくわかりました。ありがとうございました。

  • I came across a sentence that goes “After sowing her winning ticket to a customer, while she locked the store she took a moment to be sick in the bathroom.”
    I think this “sick” means “great” or “awesome”. Am I correct?
    I can hear her cry for joy in the restroom “Wow! I did it. Yahoo!”

  • Lukeさん
    niceな記事をありがとうございます!
    今日オンラインゲームで、私が日本人だと言ったら’ That’s sick haha!’と言われて、
    なぜ病気なんだ・・・?と不思議に思いました。
    日本人らしく、笑ってごまかしてしまいましたが、意味が分かってよかったです!

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。