「well」の意味とは ー「well」というイギリス英語のスラング

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

ハリー・ポッターを観た方はすでにこのスラングを知っているかもしれませんが、「well」というイギリス英語のスラングがあります。通常の英語だと、「well」は「良く」や「健康的」や「さて」など様々な意味があります。そして「well」は「good」の副詞でもあります。しかしイギリスでは、「really」と同様の意味の「well」というスラングがあります。例えば、

I am well jealous of her.
わたしは彼女が超羨ましい。

この「well」の使い方は「really」にとてもよく似ているので、このイギリスのスラングを使うなら、「really」の代わりに「well」を入れれば良いだけです。なので例えば、「really happy」は「well happy」になります。

The new James Bond film was well good.
新しいボンドの映画はマジで面白かったよ。

My mate is well hard.
俺の友達はめちゃくちゃタフだ。

このスラングは、日本語だと「超」や「マジで」のようなニュアンスになるでしょう。

2 件のコメント

  • I sometimes hear British people use “proper” instead of “very” as in “That’s proper right”.
    Is it a local slang spoken in a particular area in the UK?

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。