英語では、「I, you, we, he, she, they」という人称代名詞はよく使われていますが、実際にはもう一つあります。それが「y’all」です。
「you」には「あなた」と「あなたたち」両方の意味が含まれてしまっています。
通常、これは問題ありませんが、話している時には、「あなた」と「あなたたち」を区別したいのです。例えば、「みなさんじゃなくてあなた」や「あなただけじゃなくてみなさん」を英語で表すのは難しいです。通常、「everyone」や「only you」と言いますが、南部アメリカ英語ではより効率的な言い方があります。それが「y’all」です。
しかし、「y’all」はニューヨーク州やカリフォルニア州ではあまり使われていないので、「y’all」と言うと、南部アメリカ英語のなまりに聞こえます。関西の「なんでやねん」と同じように、「y’all」は南部アメリカ英語を代表する言葉の一つです。
ちなみに、「y’all」は「you」と「all」の組み合わせですね。「y’all」の使い方は数人を呼ぶ時に使います。例文をみてみましょう。
Y’all can come round my place for a beer.
みんな、俺のアパートに来て、ビールを飲もうぜ。
Y’all doing okay?
みんな、元気?
Y’all、I had a great time today.
みんな、今日は本当に楽しかったよ。
やはり、「y’all」は日本語のみんなの使い方に似ているでしょう。そして、「y’all」は親しさやフレンドリーな気持ちを表します。
最後に、南部アメリカでは「hey y’all!」という挨拶もよく耳にします。
発音はなし?
確かに、発音あったほうがいいね
You guys も同じように使っていいですか?
ミシガンで使ったときに、「これはこの地方の言葉だから気をつけた方がいいよ」ってアドバイスをもらいました。その後テレビや映画ではちょくちょく聞くので。