英語がごちゃ混ぜになっている言葉で、ラテン語、ドイツ語、さまざまな言葉から形成されいます。それぞれの言葉は特殊的な響きがあって、違う味を英語に加えます。でも、僕は一番特殊な言葉はイディッシュ語に由来している英語だと思います。イディッシュ語の「sch」の音や「gli」の音は英語では通常耳にしませんので、聞くととても印象に残ります。そして、イディッシュ語に由来している英語はとても表現力が高い言葉で、自分の考えを奇抜に表現することが出来ます。
イディッシュ語はヨーロッパのユダヤ人が使っていた言葉です。イディッシュ語は高地ドイツ語に似ていますが、ヘブライ語やスラブ語の言葉も入っています。ナチス・ドイツの迫害で、20世紀の前半、沢山のユダヤ人がアメリカに移動しました。そのユダヤ人はニューヨーク市で大きなコミュニティーを作って、イディッシュ語がそのコミュニティーで話し続けられ、英語へさまざまなイディッシュの単語が吸収されました。そして、テレビの影響で、アメリカの全地域、さらにはイギリスにおいてもが通常に使われるようになりました。
皆さんが、この表現力の高い、特殊的なイディッシュ語由来の英語を身につけられるよう、頻繁に使われている単語を以下に書いてみました。
(皆さんが英語の発音練習が出来るように、例文を読み上げて、録音しました。録音したファイルは以下にあります。)
イディッシュ語に由来している英単語
chutzpah 図々しさ、厚かましさ
He had the chutzpah to tell me to shut up.
彼は僕に黙れと言うほど厚かましかった。
glitch 小さな欠陥
There was a computer glitch that caused a delay.
パソコンの問題で遅れが生じた。
schmuck ばか
You’re such a schmuck.
君は本当にばかだね。
klutz 無器用な人.
Don’t be such a klutz.
君はそんなにどじなことをしないで!
kosher 純粋の、真正の、適正
Okay, let’s keep this conversation kosher.
丁寧な会話しようね。
カシュルートは上のように形容詞として使えますが、通常はユダヤ教の食事規定という意味です。
spiel 準備した話、説得する話、大げさな話
She gave me a long spiel about being too tired and about having to take care of some other business.
彼女は疲れすぎていて、いろいろなことをやらなきゃという言い訳をした。
schmooze くだらないおしゃべり、誘惑する話、調子のいいことを言ってものにする. (またschmoose)
If we schmooze with his guy, he might introduce us to some important people.
この人と話すと、色々ないいコネが出来るかもしれない。
nosh 軽食、食べ物、軽食をとる
Stop noshing all day. You’ll spoil your appetite!
一日中軽食を食べるのはやめて! おなかがいっぱいになるよ。
Mazal tov!
おめでとう!
tush お尻
schlong ちんこ
いつも素晴らしい記事をありがとう★
My pleasure. Thanks for the comment.
Hi Luke,
An interesting article.
Not much to do with your English lesson, but thought you may want to take a look the link below for some history.
Its in Japanese, but I assume you will be fine reading it.
http://hexagon.inri.client.jp/floorA4F_ha/a4fhc100.html#02
Regards.
R
Hi Mr. R.
Thanks for the very interesting link. Jewish culture has definitely had a big influence on America!
[…] 皆さんは、自分が普段話している言葉がどのようにして使われるようになったのか気になったことはありますか?僕は最近、英語の外来語に興味があります。以前、アラビア語由来の英語、ユダヤ語由来の英語、ラテン語由来の英語のフレーズ、ネイティブ・インディアン語由来の英語についての記事を書いたのもそのせいです。 今回は、中国語由来の英語について考えてみましたが、どんなに考えても「feng shui」と「guanxi」以外思い浮かびませんでした。他にもあると思いますが、なぜ日本語由来の英語とマレーシア語由来の英語より、母国語としては世界でもっとも多く使われている中国語由来の英語の方が少ないのでしょうか。 […]